ニールエリス
ワインPARTY in 麻布


6月10日麻布台のLe Cepにて南アフリカのステレンボッシュを代表する
ワインメーカーの“ニールエリス”主催のワインパーティーがありました、
主催は業界では超有名で雑誌にも良く登場しおなじみの
カーブドリラックスの代表:内藤大魔王です。
オーナーのハンスさんは日本にゆかりのある方で
日本語もしゃべれますちなみに奥様は日本人です。
日本で『日本ノルディカ』というスキー用品の名門の会社を立ち上げ、
スキーブームに乗り大盛況!あっさり売却し資金を得ると、
人生の目的であるワイン作りのために世界各地を
見て回り南アフリカのステレンボッシュに
東京ドーム以上の土地を求め(敷地内には湖もあります)葡萄作りに挑戦します。
今から11年前のことです、醸造責任者にニールエリスを招聘し、
一気にワイン界のトップを目指しました、いつでも最短距離を突っ走る方なのです。

南アフリカでは間違いなくTOPです。
当店ではイングルウッド(ニールエリスのセカンド)
のカベルネソービニョンとシャルドネを仕入れています。
グラスワインとお勧めワインで使っていましたから飲んだことのある方も多いはずです。



奥様を南アフリカに連れてゆくときの条件がせめてお風呂は日本のお風呂がイイ!
ということで船でヒノキ風呂を遠く離れた南アフリカまで運んだそうです、
また母屋の入り口付近はすばらしい日本庭園が迎えてくれるそうです!
お話を聞く内に南アフリカのご自宅に遊びに行きたくなります!

 
白ではニールエリスシャルドネ2000が抜群に美味しい!
果実味にあふれキレのある酸味と複雑な成分が飽きさせません、
何杯でも美味しく飲めちゃいます。
クローバーでも来週から登場です。


ニールエリスの他にもう一人のワインメーカー“ホセ・コンデ”
彼はハンスのお嬢さんの旦那さんでもあります、
最良のぶどう園から2000本強のガレージワイン(趣味で裏庭のガレージで造っているようなホンのわずかな量しか生産量がないワイン):コンデ・カベルネソービィニヨン
の作り手です。

凝縮された太陽がその中に存在するような、濃く陽気でおしゃべりなワインです!
これは秋にニュービンテージがリリースされるので早速買い付けました、
秋が楽しみです、(南アフリカは季節が北半球と逆ですから葡萄の収穫は春です、2001年のワインは20ヶ月位の樽熟成のあとリリースされるようです)

 
抽選で商品のワインがプレゼントされた後はサイン会に、、、
オーナー自らのサインです、素晴らしい付加価値がボトルにつきました!
私たちクローバーの5人は全員ハズレ!カードの後ろにハンスさん、
コンデさん、内藤さんのサインをいただきました。


この日は1992年の初ビンテージものも飲むことが出来ました、
大統領が変わりアパルトヘイト廃止による市場開放から10年、
400年のワイン造りの歴史を持ちながらたった10年の国際認知度しか持たない、
まさに南アフリカのワインの歴史そのものの“ニールエリスカベルネソービニヨン1992”
酸味をおびたクラシックなワインで好感が持てました、
最近流行の不自然なほどの凝縮された果実味(まさにロバートパーカーの好み)
とが対極にある味わいで個人的にはこの92と99の中間位が好みです。
技術的な進歩で信じられないほどのぶどうジュースの凝縮が可能な今こそ
バランスよくキャラクターのある飽きないワインを造ってほしいです。
他に希少な98年のシラーから作られたオークションワインが素晴らしかった!(南アフリカでTOPのワイナリーが集まりブラインドで25種類だけオークションにかけるのですがその一つ
一般には販売していません、これも情熱のシラーで作り手のニールエリスの執念を感じるワインでした、魂がこもっています。

 
9時半ごろお開きになったあと渋谷で屋台にでも、、と思ったら新幹線の最終は10時半位
だそうで、普段乗らない電車なので危うくお泊りになるところでした!
危ない危ない、渋谷にビッグママという美味しく面白い屋台があるので
行きたかったのに、残念!!