夢ちゃんとの出会いは今年の春・・
お天気の良いうららかな午後
『ガチャン!』と音がしていそいで窓際のテーブルに行ってみると
ちいさな女の子がちいさな花瓶を倒してしまいテーブルの上が水浸し、
窓枠に置かれたそれは、
ささやかな花のほかにビ〜球も入っていて、
晴天の青空が透けてキラキラ輝く水とビ〜玉の光にさそわれ
手を出してしまい、つかみそこねて倒してしまったらしい・・・・

今にも泣きそうな女の子に
定番ともいえるご両親の『まったくイタズラして!もう・・・と言いかけたところに
『何も壊れなかったですし怒らないでください、お嬢様は何も悪いことはしてません、
お子様はいろんなものに興味があってあたりまえです、
そうして体験しないと何も身につきません、子供は失敗する権利があるのです。
(子供の手からいろんなものを遠ざけるのは良くないです)』とあわててその場をとりつくろい
急いでキッチンへ!
女の子にアイスを出してあげるため!
ご両親も外食でのマナーの教育とお店に対するごめんなさいという気持ちを表すために
少々おおげさにメッ!としたい気分でしょうし
最愛のパパ・ママに突き放され
きっと世界中に背を向けられたような気持ちだろうなぁ、さびしさを抱えた少女を救わないと!

アイスをもらって初めて彼女は商売ゆえの口先だけの社交辞令でなく
お店の誰ひとりとして本当に嫌な思いをしていないことをココロから実感!&理解、
オトナは裏表や本音と建前があることは子供だって気づいている、
コドモはなんでも知ってる!どんなに口でうまいこと言っても心の目で見抜く!
そうだったでしょ!オトナがその頃のコドモの記憶を忘れちゃうだけ・・

安心してニコニコしながらアイスを食べる彼女があまりにかわいくて写真を撮らせてもらいました。

そして3ヵ月後ある雑誌の広告に使いたいと思い
写真をお送りしたご住所にお電話をしました、
そして快く了解をいただき遠慮なく使わせていただきました。

この笑顔!

そして先日こんなお手紙が・・・
うれしいです!タイセツにします、宝物にします。