東京タワーのすぐそばに160余年続く老舗の鰻やさんがあります。
その名も『野田岩』
料理批評家?人生を楽しむエキスパート?山本 マスヒロさんの本で
見て是非行って見たい!と思っていた鰻料理の頂点を極めるお店。
8時の終業にギリギリすべりこみセーフ(^^)v
幸いもうお待ちの方は誰もいなくて本のおすすめの2Fの座敷!をリクエスト、
願いが叶い3階ですが座敷へ向かう。
1F は椅子席。
江戸〜明治〜昭和〜平成と時代を
くぐりぬけた老舗の年季を感じる階段。
コレが2F座敷。
ここが3F
仲居さんに初めてだけれどおすすめは何でしょう?と聞くとコースなら
志ら焼き=白焼き、
茶碗蒸し、
蒲焼と一通り味わえる\7480ダッタカナ・・のコースをおすすめされ、決定!
先付けは枝豆とうなぎのゼリー寄せ。メニュー構成に無駄がありません。
またうな重だけを頼んでじっくり待つのもいいでしょうけれど、
シャンパーニュを始めとしていろんなお酒がありますから
それを飲みながらコースで楽しんでメインを待つほうが自分にはあっていそうです、
またひとりで雑誌を片手にカフェのようにゆっくり楽しむなら1Fの椅子席がいいですね、
うん!それもやってみたい。
ワサビ醤油でいただきます。
湯煎の器の上に朱塗りの器を重ねた工夫が光る
“志ら焼き”うなぎはアナゴと同じように赤道まで回遊して戻ってくる魚ですが、自然の中で生き生きと泳いでいれば
不自然なほどの脂はないはずです、また蒲焼で蒸す工程がタイセツなのはやわらかくしっとりさせるだけでなく
余分な脂を落とし、脂で隠れていたその魚の旨みや個性を引き出す=コレが江戸の粋なのでしょうか?
江戸のすし屋さんは大トロは捨てていて赤身第一!だったらしいですが同じ考えかな〜と想像します。
うなぎの出地は川魚、ここの天然うなぎは川の藻や水生の植物を連想する野生の香りが生かされていてすがすがしい気分になれます。
フカヒレ入りの茶碗蒸し、ココロ!があたたまります。
左上は大根おろしボール?
消化酵素ジアスターゼで鰻の消化もよく昔の人の知恵、わさびにお刺身=食中毒防止みたいに!
『野田岩』は巷の脂ギトギトの養殖うなぎとは違い、
蒸されて余計な脂が落とされ川魚としての魅力が充実した本来の鰻を食べたい人はココしかない!というキメのお店、
でも脂が目いっぱいのってないとうなぎじゃない!という方はやめましょう(*^_^*)
パリに支店もあるんです。クローバーも海外支店を出したい=シゴトと偽って遊びに行くんだけどな〜。
天然ものにこだわりアイルランドにも仕入れに行くという5代目の金本さん。
ただ日本の非漁期である11月〜4月は上質の養殖モノ、しかし金本さんがどのような養殖うなぎを手に入れているのか
これも興味津々。
『野田岩』
東京都港区東麻布1-5-4
03-3583-7852 地下鉄神谷町駅から徒歩7分
11:00〜13:30、17:00〜20:00
日曜休
*予約は4名から受付
フリーの場合はひたすら順番を待つべし。
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