Idlers 夏の12時間+5分耐久レース参戦レポート

BY Shinji Hirasawa
6月25日にツインリンク茂木で行われたIdlers夏の12時間+5分耐久レースに参戦してきましたのでご報告します。
レースは朝8時スターの夜8時5分ゴールと言う事で
サーキットのゲートオープンの4時に間に合うよう朝2時半起きでサーキットに向かいました。
サーキットに3時50分ぐらい到着しましたが、まだゲートはオープンになっておらず
サーキットから国道まで沢山の車がゲートオープンを待ち、並んでいました。
さすがにMINIの耐久レースでは国内最大とあり
エントラント用のパスだけで3000枚発行しており
3000人はこのサーキットに集まってくるのだなと俄然やる気が出ました。
4時にゲートがオープンしましたが大渋滞でピットまで行くにもかなりの時間が掛かりました。
受付を終えピットの設営や車両の準備、
ミーティングを行い6時50分ローリングスタートの為車両をコースのグリッドに並べました。
今回のスタートグリッドは受付時にくじ引き21番グリッドでした。

  

グリッド上で記念撮影し7時50分いよいよスタートの為のローリング走行に入りました。
午前8時、2周のローリングから先頭車両がコントロールラインを超え長い長い耐久レースがスタートしました。
TCC&こぶしが丘温泉も第1ドライバーの渋谷選手のドライビングで好調にスタート。
予定よりもハイペースで安定したLAPを刻み着実に順位を上げて走行しました。
渋谷選手は1週間前にここツインリンク茂木で行われて
エンジョイ耐久レース(7時間耐久)に出場しており茂木マイスターの実力発揮です。
スタートから50分が過ぎ各チーム続々と1回目のドライバー交換のためピットイン。
我がチームも予定の19LAPを消化し8時55分1回目のドライバー交換をする為ピットイン。
ドライバーを渋谷選手から糸井選手にバトンタッチし再びコースに復帰。
糸井選手も自己ベストタイムを更新しながら快調に周回を重ね
MINIクラスの上位の位置を確実なところにしていきました。
スタートから1時間50分が過ぎ糸井選手から第3ドライバーの上野選手に
ドライバーチェンジ及び給油の為ピットイン。
給油を順調に済ませている間にドライバーの糸井選手から右コーナで車のバランスが悪い。
フロント左側の足回りに何処かガタがでているかもしれないと言うコメント。
急遽足回りのボルト緩みをチェックし異常も無く再スタート。


今回上野選手は初レース参戦でありやや緊張ぎみに車両の挙動を確認しながら走行。
無事に予定の走行時間を走りきりました。
ピットでは監督がモニターを見ながらラップタイムをチェックし燃費を計算しています。

 
2時間50分過ぎドライバーを上野選手から
第4ドライバーの平澤選手にチェンジし更に上位を目指す走行するが
スタートから3時間が過ぎ気温も上がってきたせいかスピンやコースオフする車が続出。
各ポストでイエローフラックが振られなかなか思ったようにペースが上げられずに苦戦。
そして平澤選手が走り出して30分が過ぎた頃、
第4コーナの立ち上がりでクラッシュが発生し部品がコース上に散乱。
セーフティーカーがコースに入り全車スロー走行。
セーフティカーが出たまま予定時間になった為、給油並びにドライバー交換のためピットイン。
このピットインでフロントサスペンションのトラブル解消の為、予定外にタイヤ交換とボルトの緩みをチェック。
ブレーキパッドの残量もチェックし再び第1ドライバーの渋谷選手のドライブでコースイン。



スムーズにタイヤ交換給油を終え渋谷選手にバトンタッチし再びコースイン。
安定したタイムでき予定周回数を消化し4回目のピットイン。
ドライバーを糸井選手に替え順調にコースに復帰。
ドライバー交換時にブレーキパッドの残量をチェックした所、
思いのほか摩耗が早く予定の6回目のピットインでブレーキパッドを交換するのを1回早め
5回目のピットインでブレーキパッドを交換する事に決定。
糸井選手も安定したタイムで走行し5回目のピットインで
タイヤ交換及びブレーキパッド交換・ブレーキのエア抜きを行いました。
さすがに6時間かなりのハイペースで走行しただけありブレーキパッドの残量は1mm程しかありませんでした。
またメカの方が交換作業時皮手はしていた物の700℃近いパッドを外す際火傷をしてしまいました。
やはりブレーキパッドは熱い物だと痛感。
プライヤーを準備していた物の根性でブレーキパッド交換をしてくれたメカニックに感謝感謝。
ニュータイヤにブレーキパッドも新品で残り6時間をトラブル無く終われば優勝も可能かと思いつつ、
まだ半分の6時間しか終わっていないことに不安が・・・・・!
上野選手が走行している間にまたしても事故が発生しセーフティーカーの出動。
セーフティーカーにより全車スロー走行の為、エンジンの水温、油温共に下げる事が出来たがタイミングが悪い。
ピットストップの時にセーフティーカーが出ればピットストップのロス時間を減らす事が出来るのに!
ドライバーを平澤選手にチェンジしMINIクラストップを目指し果敢に攻めるも
ブレーキをストロークが1回目に乗った時より確実に深くなっている。
このままでは残り4時間もたないと判断しブレーキを労わりながら走行しました。
その後も順調に渋谷選手→糸井選手→上野選手と順調に周回を重ね残り1時間となり
上野選手から平澤選手に交換する為ピットイン。
残り1時間みんなの思いを乗せ絶対にゴールまで車を運ぶ覚悟でスタート。
しかしブレーキがまったく効かずブレーキを踏みなおしても当たりは無く
ペダルは床まで着いてしまいコースオフせずに何とか1周回り再びピットイン。
タイヤを外しブレーキのエア抜きを行いサイトピットアウト。
この時点でトップとは2周差、3位とは5周差の単独2位。
更に30分が過ぎた時点でレギュレーションの1人のドライバーが15分以上60以内の走行時間に違反する可能性があり
またまたピットインし。平澤選手が車から降り、再度平澤選手が乗り込み車をゴールへと運びました。
20時5分チェッカーフラックにより長い長い12時間+5分耐久を無事完走!
MINIクラス2位、総合11位で終了する事が出来ました。
協賛いただいたこぶしが丘温泉、TCC、オートアスリート、江森庵様には厚くお礼申し上げます。

MINIクラスの他にもポルシェやBMW、アルファロメオ、プジョー、
に国産スポーツカーやシトロエン2CVなどクラッシクカーから最新スポーツカーのS2000まで・・・・
そんな中ハンディ無しで堂々の総合11位(126台中)

今回2位に入れた事でMINI耐久のシリーズランキングも現在1位になる事が出来ました。

今後の予定
  7月23日 JAPAN MINI DAY 100マイル耐久(エビスサーキット西コース)
  10月9日 Idlers GAME 冬の3時間耐久(ツインリンク茂木)
チーム名   TCC&こぶしが丘温泉
車名     平澤レーシングMINI 3号車

監督    藤平

第1ドライバー  渋谷
第2ドライバー  糸井
第3ドライバー  上野
第4ドライバー  平澤

メカニック1   久保川
メカニック2   高野

サインマン    植木
         荘司
         永森
         須田



BACK