Yunio Grass Studio in OMOTESANDO ユニーオ・グラス・スタジオ表参道個展物語


前の日は3時過ぎ帰宅時に車載の温度計は なんと−8℃寒かった〜

1月28日はTOKYOへ!
いつもクローバーのガラス小物を作っていただいている
茨城は守谷市のユニーオ・グラス・スタジオを主宰の木村 泰明・いすゞご夫妻の個展が
表参道であるので久々に出撃!
肩のリハビリ中ということもあり新幹線でGO!
http://junio.jp/

いやいや^_^; ビル風や地下鉄の階段を吹き抜ける風で
TOKYOならではの寒さを堪能・・・サブッ!
原宿で降りて何年ぶり?の竹下通り



タケノコ族用の衣装店?
クローバーのオーナーシェフ山口が沖田浩之らタケノコ族出身の芸能人がブームを起こしていた
数年前にタケノコ族自体を始めたひととはお天道様もご存知あるまい(^^ゞ
ちなみにそのときのヤマグチはアフロ〜(^_-)-☆

原宿といえばクレープ?
高校のときに食べたな〜彼女と(~_~;)甘い思い出・・・

このショーウィンドウは
田舎じゃ絶対にお目にかかれないな〜
もちろんコレもない!
そんな原宿から表参道に入ると
一転して高級ブティックが軒を連ねる大人の街に〜
小道を入り目的地であるHPDECOさん!
 



ここはアンティークの家具などを扱うショップで3階がギャラリー&イベントスペースhpgrp GALLERY 東京
アンティークも変り種多数で見ごたえアリ、値段も適正!
目黒通りあたりのインテリアショップよりいいなぁ〜

1階は別のお店ですが
おしゃれ偏差値は高いです、田舎にはない部分・・・
若者の時にはめちゃ憧れた世界、今でも嫌いじゃないけど
自分はヨーロッパそのまま翻訳じゃなくて
今はもっと日本にあった新しい世界をつくりたい♪

2Fが入り口
いただいたインビテーションカードにはこんなふうにありました・・・
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


Shadow Graph

2008年1月18日〜2月11日の期間
tiny dinosaur + JUNIOのコラボレーション企画を
hpgrp GALLERY 東京にて開催いたします。

映写機を使用しガラス・ニットに光を通してイメージを投影。
光や影というかたちのない素材を用いることでしか
見えてこない像を浮き上がらせます。

オープニングレセプションにはtiny dinosaur + JUNIO ともに
在廊いたしますので是非お越しください。
2008年1月18日 19:00?21:00

さらに、、、

新人の作品を積極的に上映し映画界を目指す若者の登竜門的存在
下北沢にある47席のミニシアター”トリウッド”
でもShadow Graphの世界を発表します

Shadow Graph ひかりとかげセレクション@Tollywood と題し
光と影を織り出す短編映画の特別上映を開催いたします。
2月14日〜2月18日
各日18:30会場 19:00上映開始

尚、2月18日の上映終了後には
tiny dinosaur + JUNIO+Tollywoodの
トークイベントをおこないます。
Specialゲストも登場いたしますので
是非お越しください。

<上記プログラムへのお問い合わせ先>
下北沢トリウッド
TEL:03-3414-0433 FAX:03-3414-0463

さて、どんな世界が待っているのか?

この階段を上ると・・

磨きぬかれた木の床に白い壁〜
超個性的な展示!

いつものほのぼの系のJUNIO(ユニーオ)さんとはちょいと違う感じ・・・

ディレクターの真田良美さんが
junioさんの展示を良く理解し要所要所で適切な解説をしてくださり
とても充実した時間でした、プロですねまさに過不足なく完璧♪

広々とした空間にゆとりの展示
あたたかな白熱球の光がおだやかな空間を演出。

投影式フェナキスティスコープ
  ユニーオ木村さんがフレームから鋼材を溶接し
作り上げたスライドプロジェクター改造の投影機、チェーンと歯車で手回しのクランクから
人力の動力を取り出し馬の画像が焼付けらたガラスの円盤を駆動〜
これまた逆回転する黒い円盤に放射状に透明なスリットが入っていて
そこから壁面に投影された馬の画像を片目でのぞくと
ちょうどよい回し加減のときに
スリットが映画のフィルムのコマ枠の働きをして目を錯覚させ
原始的なアニメーション映画として成立。

そうだ!中世の貴族の館でも想像してください♪
招かれた客人たちがご馳走で胃袋が満たされワイン片手にほろ酔いに
なっている宴たけなわの頃
主がおもむろにこの機械を取り出し
『ここをこうして、こうすると面白いんだ!発明家に作らせたんだ!あの変わり者のフランツにさ!』

『うまく見えないか?』

『ダメだな〜尻尾しか見えない・・』

『それなら少し立ち位置を変えて回転のスピードを落として・・そうそう!』

『あっ!見えた見えた〜』

『すごいだろ〜』

なんて会話が聞こえてきそうです、
そして贅沢な=狂った現代でなく当時の常識としてこの高価なおもちゃは繰り返し使われて
すっかりくたびれるまで働いてキチンとその生涯を全うするわけです、
食べる&飲むで終わらずに人生の愉しみとして
お客様の頭の中をおもてなしするための大切な家宝として♪

一見タイプライターのようなこの機械も
アニメーション生成機械です(^^♪
スリガラスに画像を映すのは
1827年フランスで発明されたニセフォール・ニエプス写真術以前から行われていました、
画家達は、16世紀頃には立体の風景を平面に投影するために、
カメラ・オブスクラやカメラ・ルシダと呼ばれる装置を用い、
その中に投影された像を用いて実景に似た絵画を描いたのが写真の源流です、
そして画像という概念をもった人間は次にそれを動画にしようと夢をおいかけ工夫を凝らします。

まぁ他にもいろいろありますが
前述の
投影式フェナキスティスコープ
という手回しのアニメーション生成機械を
1853年に
発明したこと、これが一番映画の始まりっぽいですね♪
シンプル&必要十分な要素を備え現代の目で見ても興味深くとても完成度が高いです。

・・・
昔から使われるこの言葉!
しかし
良く使われる言葉こそ惰性で
実は本来持つ言葉の意味を良く考えずに使ってしまう傾向がありますよね?
junioさんはここで改めて
影があるから感じても目では見えないはずの光を見ることが出来(錯覚=ココロの目で)
光があるから影が生まれる・・と再確認もしくは時代にクサビを打つ!ような気持ちがあったのでしょうか?

今回の展示は
現代において、大変示唆的であり
また未来への道しるべのようでもあります!

愛と憎しみ
富裕と貧困
天国と地獄
いろんなものがありますが
つまりは
相対する、互いの存在が互いに必要であり必要である・・
現代はそれを納得のもと、うまく受けいれ
それらと寄り添って生きてゆかなければならない
またその道すがら落ちている楽しみを見逃さずに人生を意味あるものにしなければならない!
あきらめない、前でも横でも時には後退でも
生きてゆかねば!生を楽しまなくては!
そんなメッセージが展示という光の影に
存在するような気がしました。

一つ一つを見れば
まさに吹けば飛ぶような存在であり、非常に微細な物体の集合体である
テクスチュアのもつ力を大空を自由にかける鳥にたくしたオブジェ。

テーブル上の作品たちを見守っているよう!

影絵・・
フランス人映画監督ミシェル・オスロ知っていますか?
キリクと魔女
アズールとアスマール
アズールアスマールの評価の例
http://movie.maeda-y.com/movie/00936.htm


キャンドルをイメージしたポット、
取っ手はゆらめく




上:ツボ押し 下:マイ箸ならぬマイ小皿

今回コラボしている
tiny dinosaur タイニーダイナソーはニットを用いて
ガラスの持つ透明なクールさをあたたかなものに変化させています。

糸やテキスタイルの持つ不透明でありながらも
人の感性に訴えることで
その向こうにある見えない存在を予感させ感じさせる力を使い
おだやかであたたかな感触や色彩が
ココロのスクリーンにまさに投影式フェナキスティスコープのように
見るものが自らクリエイトした原体験や大切な心象風景を映し出してくれます、
非常に高度でオトナな遊び♪


猛々しい王子様が心優しい王女のために変わっていくように・・・
映画マイフェアレディのように・・・
ひとは変われるもの
文化や芸術も変わりゆくもの
ひとの手のあたたかさが世界を変えてゆく・・・・


太陽や月や星にいったいどれだけ私たちは普遍の心理を学び、癒され、勇気付けられたことでしょう〜
光と影それは人類の歴史そのもの
宇宙をカタチ作る全てのものの根源を現しているのかもしれない。
まばゆいきらめきは
一瞬の光の凍結!の繰り返し繰り返される映像ともいえます・・・


色がないから
透明だからこその特別な色彩、他のものをさらに高めたり
違うものに変えてしまったかのような魔法の力をもつ
ガラス、その組成からして
偶然の神様の遊び心としか思えないガラスというものの存在・・・
それは宇宙に無限分の一の確立で存在している地球という生命を産み落とし
育ててきた地球という偶然にも似ています。

じゃ〜ん!

これは来場記念としてプレゼントしていただいた
レコード!なんといまどきレコードです、内包する情報量はCDとは雲泥の差で多いので
当然レコードのほうが音質は良いのです、うれしいですね(^^♪
解説:◎コラボレーション with 嶺川貴子
日本を代表するエレクトロニカ・ミュージシャンとして
海外での評価も高く
国内外で活動を行う嶺川貴子さん
今回の展覧会のために書き下ろした
”shadow cradle”(闇のユリカゴ)のレコードを
お越しいただいた方々に配布予定
(数量に限りがありますのでご了承ください)


**************************************

田舎には無いタイプのお店で休憩〜
小腹がすいたのでお茶代わりにオニグラとソーセージ盛り合わせを注文〜

ギャルソンがみんな愉しそうで笑顔がステキでした♪
紅茶やコーヒーがみんな1000円から
ポットなのでたっぷり来るのでしょうが、ちょっとだけ飲みたいときは困るな〜
1000円なら少しオーバーしても飲み物+スイーツのほうがいいなぁ・・・・

ところでこのヒーター型のパラソル
以前チネチッタ川崎でみかけて気になってました!
稼動しているのは初めてみました!
欲しいなぁ〜冬を張るに変える魔法のパラソル〜
贅沢かな?環境に良くないかな?
燃費はどれくらい??
今度の店で使いたいな〜
考慮します。

**********************************
は中目黒へ

宇都宮で野菜料理が美味しいカフェということで
一世を風靡したベジカフェイヌイさんが
奥様の地元であるTOKYOに戻り
野菜スイーツ(ベジスイーツ)のお店“ポタジエ”をOPENして数年?
最近また雑誌で見たのでこの機会に寄ろうと決めていました。



左上から時計回りに、
*ジャガイモのベジロール
*オリーブオイルのゼリーに
チーズのムースとバジルのムースのカプレーゼ
*赤パプリカとのゼリーとムース
ほかにも食べてから撮り忘れに気付いた
ルッコラゼリーと黒ゴマの豆乳ムースが一押し!
ルッコラの苦味がイイカンジ。


焼き菓子もゴボウや紫芋をつかった
チーズクッキーやあめ色にいためた玉葱を使ったクッキーなど
センス良く工夫されたアイテムが充実!
一度ではとても制覇できません〜
日本で最初の野菜スイーツ専門店の面目躍如!
研究熱心、まさにそれに尽きる!流行るわけです。

********************************************

中目黒にきたら顔を出したいBigMumがあいにくのお休みで空振り〜
では!
イタリアのナポリピザ協会がココが日本でイチバン!と
認定した、元はサヴォイと名乗り、
今は聖林館と名を変えたピッツァの名店へ
初代日本一の都立大のイタリアン『バラッカ』のピッツァも美味しかった、
今度も期待ヽ(^o^)丿

うわ〜細い路地だ!
車一台分がやっとの小道に入り
タクシーでたどりついたのですがピッツアのお店にはまるで見えない!
縦に細い建物には異様な雰囲気が!!

入るといきなりピザ窯
のまえの調理場!他には客席も何も無く究極のオープンキッチン、
手を伸ばせば届きそうなところにオーナーシェフの姿が・・・

まずはお手洗い、
男性は地下、女性は3階



地下から仰ぎ見るとこんなカンジ、
このお店の5分の1はこの螺旋階段が占めている不思議な空間。



席についても
どど〜ん!と視界に入るこの階段^_^;
映画キャシャーンが描いた
第2次世界大戦に勝利した未来の日本のよう・・・

気さくで自然体なスタッフが好感度大!
ゴマスリや媚・へつらいが大嫌いなので・・・・

真空管を
使用しているような香り(音?)がプンプンのオーディオ!
イタリア製かな〜いいデザイン♪もちろん温かみのあるいい音でした。

無彩色を極めたようなモノトーンの
店内で
真っ赤なルージュのように目を引くスツール、スパイスが効いてます、
しゃれてます。

シンプルなサラダと
カプチーノ。隣の席は3人とも身長170cm超のモデルさんで
なんとなくイタリア気分が盛り上がります。


ブロッコリのソテー:ガーリック風味で美味しかった。
でも!田舎の最高の採れたててで食べてみたい。

左:マルゲリータ  右:マリナーラ
マルゲリータ=イタリア王ウンベルト1世のサヴォイア・マルゲリータ王妃が名の由来、
英語圏ではマーガレットと呼ばれる女性の名前。
マルガリータというカクテルも有名ですがこちらも恋人だった女性の名前。
マリナーラは英語のマリーン(海)に語感が似ていますがそう海関係で
漁師風、フランスではマリニエールと言いいます、日本の漁師風も大体同じで
男の豪快な料理系です、漁師風だから魚介類の載った豪華な・・と
考えると肩透かしをくらいます、
漁師風は忙しくて飯の用意もままならぬ・・・海の男の意味です、アハハ〜
おなか減ったけど具もないし
とりあえずトマトとオリーブオイルだけでものせて食うか〜なんです^_^;
そのあとガーリックとオレガノが加わり今のカタチに
でもシンプルな分生地がうまいとこれまた絶品なんです〜

〆はやはり、アイスにエスプレッソのアフォガード

2Fのカメリエーレによくよく聞いたら
サヴォイ(英語訳のサヴォイア)から
聖林館に変わったのは映画が好きな柿沼オーナーが
ハリウッド(holly聖なるwood木)をもじったものだとか??
本当なのかな^_^;ウソみたい・・・

しかし世界に8台のアルミボディのアバルトの入手秘話
店内に置かれた超マニアックな音響機器を見ると
あながち冗談でもなさそう・・・

P.S.いつまでのウマイピッツア食べさせてくださいね!

BACK