13年目の塗りなおし!アンティークへの道


おかげさまで平成14年3月をもちまして13年目に突入!
さすがに前の落石のクローバーの時からのテーブル5個は
ペイントが剥げ
こりゃだめだ!状態、お客様もきっとがっかり!
でもまだまだ13年目で捨てたりしません、直さなきゃ!

まず、“剥離剤”(はくりざい)を使い古いペイントを完全に落とします、
これはホームセンターでも売ってます、クローバーでは
アラマンさんで大きい缶を買いました、
体につくとものすごく痒くて我慢できなくなります、厚手のゴム手袋と塗る刷毛、
こすり落とす金たわし、そしてたとえ夏でも長袖が必着です。
その代わり笑っちゃうくらいペロンと塗膜がはがれます、
クルマだったら剥離剤を刷毛で塗ったら30秒後にはちりめん状になりべろっと剥がれ
たちまち金属面がコンニチハです。
木の場合内部に剥離剤が染み込むのに時間がかかるので金たわしで無理やりこそげ取りました、
ただこうすると木目に沿ってやわらかい部分が削れ、平らではなくなります、
今回は“目指せアンティークへの道”わざと古びた感じにしました、平らにしたければ
平らな木片を当てたサンドペーパーで均一に削りましょう。


オイルステイン(木目着色剤)をマホガニーとウォルナット1:2で混合し下塗り!


400#位のサンドペーパーをかける。


今回は新兵器“サンディングシーラー”で中塗りしました、
これは筑波産商という家具屋サンの橋本さんに教わりました、
乾いた後サンドペーパーで軽くならして準備万端、
表面に膜を作り塗料が染み込んだり染み込まなかったりを防ぎ、
クリヤーがとても均一にキレイに塗れます。


左:10年愛用のコンプレッサー中:エアーガン、右:この中で塗料を調合します、三角はろ紙。

*塗るのは仕上がりを考え、8年前おこづかいをため手に入れた
私の愛機『板金塗装屋さん仕様エアーガン』で塗りました。
刷毛でもいいのですが、やはりお客様用ですから。
個人用なら刷毛で『オスモカラー』というドイツ製の塗料がいいかもしれません、
こちらは一段内部に塗膜をつくり表面の手触りがナチュラルです。


クルマ用ウレタン2液性の塗料なので2時間後に触れ
一晩たてば実用強度、出来あがりです。
1週間後には熱を加えても大丈夫!それからもどんどん硬度を増し5年後がピークです。


深みのある歴史を感じるたたずまいになりました、
入り口から見てつきあたり、崖側の5席がリペイントしたテーブルです、
皆様のご家庭でもいろいろな家具がリペイントを待っているかもしれません、
少し古い家具に手を入れる楽しみはいかがでしょうか?
カンタンにHAPPY!になれるアソビです。