WATARIDORI

インターネットで探してようやく観にいけました、
栃木県烏山から福島市までたった150キロですが
ワタシも北へ向かいワタリました、
福島フォーラムはサイコウのマルチスクリーンのミニシアターです。福島フォーラムのHPにJUMP!


地球上を自由に行き来し、決して迷うことなく数千キロ、ときには2万キロ以上を
地磁気・スターナビゲイトを駆使し
正確に移動する渡り鳥、その神秘に挑戦したドキュメント!
3年制作費20億100種類以上の鳥の生態に迫った、鬼才!ジャック・ペランの快心の作品。

これは地球の財産です。WATARIDORI公式HPにJUMP!

まだ先でしょうけれど、DVDが発売のあかつきにはMUST BUY!です。お宝です。

こりゃすごい!もう声が出ない!!まさに鳥の視線!

音楽がすばらしい!随所で盛り上げてくれます。

サイコウのBGMの他は
ナレーションがほんの少しだけあとはあなたの心で感じてください。


本当のまじかで撮影!羽毛のひとひらまで見えて手を伸ばせば触れそう!


鳥と一緒に飛んだからこその究極の映像。



3000M級の高山で吹雪をしのぐすがた!
素晴らしい生命力。

群れの中を007のような軽飛行機で一緒に飛ぶ、
鳥たちの神々しいまでの神秘に涙が流れる瞬間。

白頭ワシ

かもの行進は皇居と同じ

つがいの求愛ダンス

子供のころから特殊軽飛行機のエンジン音を聞かせ
撮影スタッフが敵でなく仲間であると認識してもらうため、ありとあらゆる努力をし・・


そして鳥たちは人間を友人と認め撮影を許した・・・






茄子 アンダルシアの夏

もうひとつおすすすめな映画
ジブリ色の強いこの作品 何を隠そう高坂希太郎監督は宮崎 駿作品の絵を作ってきた天才アニメーター、
黒田硫黄原作の『茄子』の一編であるこの作品は映画化不可能!といわれ自転車アニメの難しさを象徴する
エピソードを持つ、それを技術で見事覆しアニメならではの自転車映画の新境地です、お見事!
本多 俊之のサックスがあるときは激しいレースに呼応するように強く響きあるときは物悲しくせつないメロディーを奏でる、
そしてもうひとつのハイライトはエンディング曲!
自ら自転車で全国行脚する魂のロッカー忌野 清志朗の『自転車ショー歌』(もちろん小林 旭の自動車ショー歌のリメイク)でこれだけでも見る価値あり?



ツールドフランスのようにスペインアンダルシア地方をを駆け巡る
“ブエルタ・ア・エスパーニャ”を舞台に熱く青春をはじけさせる
プロの自転車レーサー“ペペ”が主人公。

解雇がチームから言い渡されイイ結果を出さないとプロとして生きてゆけなくなりそうな瀬戸際のレース!
チームの・・スポンサーの・・いろいろな思惑に翻弄されるペペ。
折も折、レース当日 兄と結婚するのは憧れのマドンナ、
レースコースは生まれ故郷を通る、そして父親のBAR(=バル:スペイン風居酒屋カフェ)で
結婚式を挙げてるみんなの前で・・・色いろごちゃ混ぜ複雑な気分でレースを迎える。



チームのエースが落車し、いつもは風除け陽動などサポートばっかりのペペについに『お前が勝て!』の指示が!!

追い上げまくる後続を振り切れるか??


というわけでレースに勝ち、実力をアピール、そして

マドンナをとられ、意固地になっていた兄との関係にも変化が・・

というお話ですがぜひ見てください、さわやかな風が吹きます・・・
がんばろう!という気持ちになれるでしょう!

公式HPへJUMP!


                       ☆ ウンチクCAFE ☆

世界3大ツールのひとつに数えられるステージレースで、3週間かけてスペインを一周する。3大ツールとはこのスペイン一周と、イタリアを一周するジロ・デ・イタリア(通称ジロ)、世界最大のレースと称されるフランス一周のツール・ド・フランス(通称ツール)がある。この3つのレースは期間、参加選手のレベル、コースの難しさなど、全てが他のレースを上回り、比類なきレースとしてその地位を保っている。
ロードレースには大きく分けると数日間に渡って走るステージレースと、1日だけで終わる1デイレースがある。世界選手権やワールドカップはその日1日だけで勝者が決定し、1番でゴールに飛び込んだ選手がそのレースの勝者となる。
ところがステージレースの場合は数日間に及ぶレースの、日々のゴールタイムを換算し、もっとも合計タイムの少ない選手が最終的に勝つことになる。そのためにある日のレースに1位となっても、別の日のレースで遅れてしまえば最終的な勝者にはなれないのだ。
ライバルの得意な走りと自分の得意な部分を比較し、タイム差を常に考えながら走るところにステージレースの難しさと面白さが混在する。
ロードレースは一見個人と個人の戦いのようにも見えるが、実際には各チーム同士の戦いになる。通常レースには1チーム9人までの18から20チームが参加し、チーム内の1人のエースを勝たせるために、アシストと呼ばれる他の選手が献身的に働くことになる。
たとえばエースがパンクして遅れれば、アシストは全員がエースを待って集団に連れ戻す。ライバルが逃げようとすれば、エースに代わって逃げを吸収する。5時間から6時間に及ぶレース中の食べ物や飲み物、雨が降れば雨具をチームカーに取りに戻るのもアシスト達の仕事だ。そしてエースが勝負する場面まで、できる限り力を温存させるのだ。
ゴールスプリントに強いエースならば、集団を崩さないようにゴールに向かいたいとアシスト達は考え、山岳に強いエースならば上りに入ったところでレースのスピードを上げてライバルを振り落としていく。ロードレースの魅力のひとつは、各チームがエースの得意な走りができる部分までを、いかにしてアシスト達がレースをコントロールし、エースに有利な戦いを展開しようとするかにある。
通常エースは何があっても代わることはない。エースは常にエースであり、アシストは常にアシストだ。ところがエースに不得意な区間やアクシデントなどの要因があると、その状況に応じて監督がエース以外の選手を使って勝ちを狙うチームがでてくる。
こうした不確定な要素を全て見越して走るのがロードレースの難しさでもある。今年で58回目のブエルタは、9月6日から28日までの23日間の全21区間(ステージ)、総距離2,925kmで行われる。今年のスタート地点はスペイン北部のアストゥリアス地方の主要港町ヒホン。そして3週間の後、ブエルタのゴールはマドリッドが通例になっている。

映画の舞台となるアンダルシアは、スペイン南部の地中海の西端と、大西洋に面する地方名だが、今年のブエルタでは16、17ステージでハエン、グラナダ、コルドバといったアンダルシア地方を通過する。特に第16ステージは今大会最高地点のシェラネバダ(2,510m)の山頂ゴールが待ちかまえ、ブエルタ最大の勝負ポイントでもある。
3週間で総合距離が3,000km前後と厳しいが、スペインといえば伝統的に山岳に強い選手が多く、それはブエルタのコースレイアウトにも強く現われている。特に山岳コースはピレネーやシェラネバダといった地理的な要素もあり厳しく、レベル以上の走りができない選手は総合優勝は難しい。反対にブエルタの山岳コースで活躍した選手は、一躍スペイン全体の期待を担うことになる。
またレースファンに限らずロードレースに詳しい国民は、スター選手以外でも正当な仕事をする選手に対しては盛大な喝采を送り、特に登りで展開できる選手に対する評価は高い。
そして多くのチームが各ステージ優勝や山岳賞、スプリント賞などの個人を対象とした賞にもっとも重点を置くのは当然だが、ことスペインに限ってはチーム優勝にも特別の思い入れがある。ツールやジロにでるスペインチームが、チーム優勝のために力を注ぐ姿は珍しいものではないし、とりわけチームメイトは家族同様の感覚なのだろう。
家族といえば、特にスペインやポルトガルといった国の選手達は、国外にでると力がでないという。彼らにとっては応援してくれる人達の声援こそが力なのだ。もちろんそれが家族や親類、地元の仲間となれば発揮される力もより強くなろうというものだ。多くの選手達が地元で勝利を願うのは当然のことなのだろうし、誰もが地元でもビッグレース優勝を夢見ているのだ。