ある日のこと、時々千葉から4時間かけて来てくださる方から、
以前に紹介したあるお店のそばにかんしてものいいがつきこんなメールをいただきました。
佐々木さん!こちら方面にお越しですか?(南関東)一番遠い所からご紹介いたしま
す!先ずは翁から!山梨県北巨摩郡長坂町中丸2205TEL0551-32-5405中央線長坂駅下
車車で十分位清春芸術村の近くです営業時間十一時〜十五時休みは月火曜日祝日は営
業してます!ここに行ったら二八蕎麦より田舎蕎麦ですよ!汁が濃いので麺を余り浸
けない方が好いですよ!因みに件の店主が習ったお店です!
つづいて…私のお薦めなんですが千葉です千葉市若葉区小倉町601-5TEL043-231-0031
店の名前は雛です!日曜定休です!場所は千葉市都賀駅下車タクシーにて貝塚病院
の近くです!近く迄来たら店迄電話して頂けるとさいわいです!“烏山の佐々木”さ
んで話は通して置きますのでゆっくりお楽しみ下さいm(__)mお薦めは鴨せいろ(要予
約)お酒も面白いですよ(白ワイン系な日本酒)ツマミもウニ豆腐、豆腐よう、出し
巻き卵などなど良いですよ最後の〆に紫陽花蕎麦か暖かいネギ蕎麦あたりはいかがで
しょうか!
つづきまして!千葉県柏市柏1144-2TEL0471-63-9838、竹やぶ、ここはですね政財界
方々などのご用達のお店です!お薦めは五千円のコースを二時すぎ位から初めてゆっ
くりと三時間位かけて風景やお酒を楽しみながら食べて行くのが一番ですよ!交通は
柏駅からタクシーで柏ふるさと公園前の竹やぶと云えばわかりますよ(^-^)
今回は三つ紹介しましたが、私的にはその二の雛が一番お薦めですね!食べて気付く
と思いますが、科学調味料は使わない主義の方なので存分に楽しめますよ!雛にお越
しの際にはMまたは私ことYに連絡下されば幸いです!雛の店主には伝えて置き
ますのでメニューに無い裏ものが出てくる可能性が有りますよ?
そばを食べに行こう!
ここまで言って貰ったら、行かなきゃでしょ!
しかも今回は高速なし?
下でじっくり関東縦断だぁ!
(バイクに乗っていた頃以来でしょうか?遠くに高速を使わず行くのは)
おすすめの雛へ行きたい、千葉だ!
千葉のおふたりに電話してアポを取る、メールでの会話が多少あるとはいえ突然、まだ親しくもないのに電話攻撃、まさかメールの後すぐに行くとは思ってないだろうなぁ、でも私は行く人なのです!
ラッキーなことに都合がつくらしいので雛で待ち合わせることに、
“雛”の大将と女将さんです。(奈良さん)
美味しかった!だし巻きたまごと
絶品の北海道オトイネップ産のそば粉を使ったそばがきです、
そばがきは遠火で神経を最大に使ってじっくり練ってあります、
ちなみに一度にひとつだけを15分間汗びっしょりになりながら全身の力をこめて練り上げる職人の技です、
山芋のようなふくよかさやコク、葛のような切れの良いねっとり感が絶妙!
手間と時間がかかりますねこれは、大将。
今回は本当に突然押しかけてしまいました、
今から行きます!というわがままにお付き合いくださいまして
ありがとうございます、柳田さんと森川さん。
この蕎麦が北海道オトイネップ産のそば粉を使った絶品そば。
こんなうまい蕎麦が600円!
かも(合鴨ではない)が美味しい。
しっかりした味付けのかも汁にネギ、かものローストそしてつくねが浮かぶ、
こくがありめちゃ美味い。
左:茨城久慈郡の辛味大根、これを薬味にしたり、
鴨せいろの醤油のつゆにつけたり楽しみさまざま。
中央:今日来てやっぱり良かった、新そばだもん!
美味しかった!これはわざわざ来る価値十二分!
そばを愛する大将!その大きな体と手にやさしさをたっぷり満ちあふれさせ
1時間かけて15人分のそばを心を込めて打つのです!
こだわりにこだわった蕎麦人生を送るご主人と奥様、
ふところ深く愛情たっぷり!
『料理は人から出るだしが一番美味い!』
まさにこの言葉どおりのおふたりです。
ほんとうに人をシアワセにする蕎麦をもとめ今日も寡黙に蕎麦を打つご主人、
都心にほど近い現在の場所にあるうちにどんどん訪ねましょう、
どこかの山奥に行ってしまわないうちに!
特に関東の方は是非!こんな近く?に蕎麦の楽園があるのですから。
手打ち蕎麦処 雛
千葉県千葉市若葉区小倉町601-5
043-231-0031
日曜定休
お子様の健康状態により急なお休みあり、お電話をしてから行きましょう!
11時から1〜2時(オーダーストップ)
5時半から8時半(オーダーストップ)
詳しい地図にJUMP!
03'新春!食べある記ツアーへJUMP!この中にも雛さんの記述アリ。
2003年12月31日の雛さん。
2003年最後の日31日!
お蕎麦屋さんが一年で一番忙しいこの日にお邪魔してしまいました。
誰かのおうちでそばをいただくような落ち着く雰囲気です。
気取らずに一流のそばが食べれちゃう!
ちょっとななめ向かいの席が空いた隙にパチリ。
鴨のローストふんわりです。
コトコト煮たニシンが美味しい!黒七味がピリリと効いて絶品です。
てんぷらも名人。
この時期、たらのめはいったいどこから来たのでしょう?
いぶり鴨(左)と山うに豆腐(右:麦味噌に漬け込んだ固く絞った豆腐、とろ〜りとろけるよな食感です。)
鴨南せいろとせいろ
うまい・・うますぎ!
やっぱり、そばはココだな〜
ワタシの蕎麦観はココが基準です。
ココより美味しい蕎麦があるなら教えてください。
2005年の日記から、雛さん近況(前回2004年の10月の連休時)
☆6月13日☆ 晴れ
今日はお休み、塩原元湯温泉にGO!
(日塩もみじライン料金所手前右)の大出館の墨の湯がお目当てです、
草刈の季節どうしても毛虫その他のアレルギーが出てくるので早めにお手当て!
日本で唯一という黒いお湯にはスゴイ効果があり、
去年初めて行った時には薬をもらって塗っても一向に治らなかったうえ
1年もかゆくて苦しんだ背中一面の毛虫のブツブツの跡がたった一回の入浴でほぼ治りました!
もうビックリ!
今回も崖の草刈でほこりモウモウ!で全身に毛虫やら花粉やら浴びた後に、
プチッと赤い発疹が腕やおなかに出来て『あぁ今年も来たなぁ!』という程度の軽症の状態で行ったのですが
出るころには赤みは引いてちいさくなった発疹にニンマリ〜
そのあと千葉の雛さんというお蕎麦屋さんに遠征!奥塩原からでは4時間以上かかり運転で疲れましたが、
そんなのぶっ飛ぶくらい美味いんです、
日本一です、手抜きナシの職人技はいつ食べても感動!
なめらかで山芋でも入ってます?と聞きたくなるようなふんわりとろとろのそばがきを
まずいただき、出し巻き卵がこれまた執念を感じるこだわりを見せる仕上がり、完璧です!
森川さんという常連さんのお母様が育てた!というキュウリに
山うに豆腐(味噌に漬け込んだお豆腐)をつけて食べるともうサイコウ〜
めちゃめちゃ美味い〜清涼感バツグンで季節が口に飛び込んできたみたい!
とうもろこしのかき揚にプリプリの海老にソラマメ、アスパラのてんぷらにパクつき、
あ〜生きててよかった、ここまで来てよかったと深く満足するのでした〜
奥様の軽妙かつ行き届いたおもてなしも心をほぐしてゆきます、
鴨にゆっくり火を入れてタップリの焼きネギとともに出していただいた一皿も絶品!
メインのおそばがいつもにまして美味しく感じました、今回湯あたりしたのか
カラダが重く遠く感じたこの道程ですが、食事をサイコウに楽しむための道のりだったのかも・・・
レストランの神様ありがとう、とつぶやきましたとてもトテモHAPPYです!
食べてこんなシアワセな気分になれるのはそうそうありません、雛さんはやっぱり超一流です。
そして〆にそば団子をいただき北海道産のあずきのふくよかさと周りをつつむそばの生地の素朴さ
周りにまぶしたきなこにこころ癒されたのでした。
そしてもうひとつ嬉しいプレゼントが!
オーナーである奈良さんご夫婦には
お兄ちゃんと妹さんの2人のお子様がいらっしゃるのですが
何度かクローバーに来ていただき、クローバー好きになってくれたそうで、いつもクローバーに行きたい!
と話してくれているとは常々聞いていたのですが
眠いのを我慢して挨拶に来てくれました、恥ずかしそうに『こんばんは・・』と
テレながら二人よりそうパジャマ姿の二人は千葉市のど真ん中の都会の子ではなく、
昔の魚港あたりにいそうな素朴な印象!
そう今ならアジアの無垢な少年たち、カメラを向けるとはにかみながらもレンズを見つめる
無邪気な瞳!貴重なアジアの純真がまだ日本のしかも都会に残っているコトがすごく嬉しかった〜
しかも一度部屋に戻った後、奥様が説明してくれたのですが
オニギリを握ってくれてコドモの小さな手で握るからかふんわりしていてとても美味しく
ほめたらすっかり得意になって機会があればおにぎりしたがるそうで
『やっぱり俺のオニギリ喰ってもらう〜』ときかないんです〜と
お兄ちゃんだけ奥様が連れてきて『自慢のオニギリはこんど食べてもらおうね〜自分で頼みなさい。』
『こんどオニギリ食べてください!』
『はい!必ず!』
『じゃあお休みなさい』
『おやすみなさい!』
奥様が『お兄ちゃんはやっと気がすんで寝られます』ですって・・
かわいいなぁ!サービス業向きの性格、将来タノシミ、ちなみに妹さんはケーキ屋さんになりたいそう、
宝石よりキラメク宝物がふた粒!千葉の若葉区で星のようにまたたいていました〜
感動を胸に家路につきました。
雛さん家族は今まさに失われようとする日本家族の理想のアイデンティティの最後の砦かも・・・
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