2006年MINI CIRCUIT Festival in エビス参戦レポート
                                                  
                                                       report by Sinji Hirasawa



7月23日に福島県二本松市のエビスサーキットで行われた東北最大のMINIイベント
2006年ミニサーキットフェスティバル 100マイル耐久レースに参戦して来たので報告します。
今回のレースは100マイル耐久レースと言う事で
1周2.103kmのエビスサーキット西コースを77周の周回数で競われる、
どちらかと言うとスプリントレースと耐久レースの中間のレースです。
前回のアイドラーズ12時間耐久はMINI1300ライトチューニングクラスで出場しましたが、
今回の耐久レースはチューニングクラスとノーマルクラスしか無いため
参加車両の足廻りをノーマルに戻してノーマルクラスでの参加になりました。
いままでノーマルの足回りでは走行した事が無い為、
平澤選手が22日よりエビスサーキット入りし、車両セッティング並びに練習走行をしました。
練習走行に入ってみるとコーナーの立ち上がりでのトラクションが掛かりにくく、
また予想はしていたがFRタイヤのキャンバーを減らした為
FRタイヤのグリップが落ちアンダーステアの強い車両特性になっていました。
エンジンは快調ですが1コーナーを旋回中にエンジンオイルの油圧が低下すると言う現象が発生。
エンジンは今回どうすることも出来ないので足廻りを中心にセッティングを行いました。
車高調整とダンパー減衰力の調整で車両のバランスを取り良い方向にセッティングする事が出来ました。
23日の朝9時30分よりフリー走行が30分間あり、
前日走行していない糸井選手、渋谷選手が練習走行を行いました。
また前日よりブレーキのフィーリングが悪くブレーキを確認した所、
RRブレーキのピストンカップが劣化しブレーキオイルの漏れが発生している事が判明。
 

 


決勝前に急遽RRブレーキを分解しオーバーホールすることになりました。
何とか決勝までに修理を完了させる事が出来いざ決勝へ。
 

 


今回は100マイル耐久と言う事で3名のドライバーで参戦しており
第1ドライバーを渋谷選手、第2ドライバーは平澤選手、
第3ドライバーに糸井選手でレースを戦う事になります。
決勝は2時30分、ルマン式でスタートしました。
9番手よりスタートするもエンジンが吹け上がらずストールしてしまい
ビリから2番目で1コーナーへと向かいました。
渋谷選手は安定したタイムで順位を上げていきスタートから30分が経過し、
各チームが続々とピットインする中、コース上にトラブルで
停止した車両が2台発生し回収の為5分後に赤旗中断すると言う放送が流れた為作戦変更しました。
 
 

赤旗が提示されるまでピットインせず渋谷選手で走行を続けスタートから45分過ぎ、
ついに赤旗により一時レース中断の為ピットイン。
この中断の最中に給油とドライバー交換とピットストップの消化タイム3分を消化しました。
レースが再会され平澤選手によるドライブで周回を重ねました。
気が付くと順位はトップに踊り出てました。
途中の赤旗中断でレースが77周から70周と減算になった為
24周を消化した時点で第3ドライバーの糸井選手にバトンタッチ。
給油と消化時間3分を消化し糸井選手がコースイン。
走り始めて2周が経過した時点で後続との差を見ると約1分。
残り周回数が8周、このままトラブルが無ければ今度こそ優勝がと期待が膨らむ。
2位を走行していた車両がペナルティーの為ピットイン。
糸井選手は順調に周回し見事トップでゴール。
今回ピットインのタイミングを遅らせる作戦が功を奏し気が付けば2位に2周差と大差をつけた優勝でした。
 

 


 
次回10月のアイドラーズ冬の耐久レースも優勝を目指し頑張りますのでご支援ご協力よろしくお願いします。
 
 
 
第1ドライバー  渋谷選手
第2ドライバー  平澤選手
第3ドライバー  糸井選手
 
サインマン    須田
ピットクルー   植木



平澤さんのMINI参戦記!
第一弾!
 
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