2006年6月22日、赤坂ノベンバー・イレブンスにて 木下 尊惇(タカアツ)さんのお師匠エルネスト・カブール氏の13年ぶりの来日を記念し秋にリリースする 木下さんの新作CDの製作発表会& 秋のツアーはこんなスバラシイライブになりますよ〜というお披露目を兼ねた プレス向け(取材)ライブがありました、 普段なら行けない木曜日ですが なんと私のGWの振り替え連休の期間中〜 神様アリガトウゴザイマス。 オーナーシェフの山口とともに 取材してきました〜 鹿毛真二朗シェフのお料理をいただきながらくつろぎつつも ワクワクは止まりません、 7時半ついにスタート! 懐かしい木下さんのお顔、お変わりなくお元気そう! カブールさんもズイブンご高齢なはずですが 写真で見たより全然お若く見え、まだまだ脂がのった働き盛り?ステキな男性でした。 スペイン語しか話せないカブールさんの通訳はボリビアに10年以上滞在経験があり すでに半分はアンデス人である木下さんが担当! カブさんの語るシンプルな言葉に 旧友(=戦友)ならでは理解の深さで奥底の思いを織り込んだ名通訳でした〜 詩画集やHPなどでいつも拝見していますが 木下さんの言の葉はスゴイですね、その思いがまるで磨き上げた鏡の表面で反射するかのように 高純度でキラキラ煌めき さらに透き通った曇りのない含蓄というレンズで集約され宇宙まで届くような力強い光を放ちます。 ちなみにボリビア時代ルス・デル・アンデというアンデスでTOPだった音楽グループのリーダーを引継ぎ・発展させ 現在活動は休止中ながら今もルス・デル・アンデのリーダーをつとめているそうです、 さらにさらにカリスマ性を湛(タタ)えた伝説のグループです! カブールさんがチャランゴを含む創設の神様なら木下さんは新しい発展の神様ですね〜 (左)おふたりが音楽を担当したNHK『橋のない川』の東監督、ケーナの達人:菱本さんと奥様のクラウディアさん(右) もともとボリビアnカブールさんのライブハウスでいつも競演していたふたり 息もぴったり! カブールさんは木下さんがボリビア在住時からいきなり前フリナシで演奏を始める困ったヒトだったそうです、 また事前の打ちあわせとは全く違う演目になったそうです (何のために打ち合わせ?・・・でもわかる気が少し・・なぜなら自分たちもピカッ!とひらめくと レシピを無視して料理を作るときがありますが それはその時の気候や素材の状態、お客様の雰囲気、自分のコンディションで微妙に状況が違うわけです、 変えたそのほうが断然美味しいから! カブさん、その時のベストを尽くすと言う意味でのアドリブですね!もちろんライブの醍醐味は毎回違う!ということ。) この日も本当に突然始まるカブールさんの 演奏に苦もなく音を合わせる木下さんにまたまたビックリ〜 鍛えられてしまったのですね・・・ 神は神によってのみ鍛えられる、ダイヤモンドはダイヤモンドで磨き上げる、 う〜ん木下さんの神業の秘密はカブさん? 木下さんがとても楽しそう〜 音楽の神様に愛されているのですね、 カブールさんは日本に来てもアンデスの大地と一体化しているみたいです、 母なる地面から熱い思いがジワジワとカラダにしみてゆき、 カブールさんのカラダから放射され会場をあたたかく満たします、 終わりなきメロディが滔々と紡がれ、 それはまるで永遠の命をもっているかのように・・・ カブールさんは何でも屋さん! ライブハウスの他に楽器の博物館を運営し 子供たちに音楽を教えたりもしています、 ちなみに博物館の所蔵品の多くはカブールさんの発明品! いくつ発明したかわからないほどの楽器発明の天才! クロマティックのシーク(サンポーニャ)や半音を並べた3段のシークは カブールさんが発明し世界に広まった楽器です、 またその発明品がいい音色を出すのです(^^♪ これもカブさんの発明した ムユムユ(ケチュア語で目が回るの意味)というひとつの胴体の裏表にネックが2本あり 回転させて裏と表をひっくり返しながら弾くギターです、クルクル回すと目が回る! からムユムユと名前が決まりました〜 コレを弾くことになるとは思わなかった・・・ という木下さん!短期間でモノにした木下さんはやはり異次元のスゴイ方!! 左はネックが横に2本並んだタイプ、ハートの形のボディがステキです。 おどけた表情がカワイイ カブールさんの魅力爆発〜 音楽が好きでスキでたまらない〜という 大きな愛がにじみ出てます。 数々の発明品たち。 ハートのカタチ。 神業と 熱い熱気にほだされて会場のオーディエンスたちもテンションアップ! 2度目に訪れたこの1111NovemberEleventh(ノベンバーイレブンス=11月11日)というお店も好みです! お料理も毎月新作が出ますし、内装も独創的、照明など手作りで共感できる部分が大! サイコウの時間をプレゼントしていただきました シアワセ〜 このライブに参加できたことは本当にすごいこと、 人生の宝物!祈りを捧げたくなります。 ムユムユ奏者のプロがすでにいるそうです、 カブさんが日本では君かな〜とさかんに振っていました(^^♪ レコーディングはすべて一発でOKとか・・・ スゴイことです、集中力がすごいそうですがやはり神業、 歌の収録があるのでカブさんの歌は一曲だけ、 でも動物のモノマネなどはさかんに曲に取り入れていましたが まさにアンデス風〜 チャランゴの世界で今でも世界の第一人者。 しっかしイイ味だしてます! 大スキです!天才カブール翁 ボリビア大使とその奥様も応援にかけつけて 盛り上がります、大使も気軽に木下さんのことをタカタカと呼ぶ間柄。 お約束の記念写真! 秋のライブが待ち遠しい♪ 会場であるノベンバー・イレブンス(1111) は宇崎竜堂さんと阿木耀子さんのお店です。 http://www.risingdragon.jp/ BACK |