愛車おじいさんパジェロのクラッチマスター(クラッチレバー側)から
オイル漏れ発覚!フロアマットに黒いしみが・・・・
今すぐどうこう!じゃないが完全にだめになると走行不能になるので
早めに部品を注文しオーバーホールしようっと!
単純にピストン注射器の心棒を想像してください、先端に黒いゴムがありますね?
あれがゴムパッキンでやはりやわらかいゴム、経年変化で柔軟性を失いカチカチになり
切れたり擦り減って隙間からオイルが漏れ(圧力が逃げ)クラッチを押せなくなります(T_T)/~~~
まずはオイルラインを外し
オイルを全部抜く(ネジがなめていて一苦労、前オーナーでしょうかテキトーに作業すると
あとで苦労します。
これは室内側足元から上を見るの図
クラッチぺダルとクラッチマスターをつないでいるピンを外せばエンジンルームからぽろっと引き抜けます(^^♪
外れたらすっきりしました〜
そして肝心なのがピストンを挿入する前に
シリンダー内面をキレイに磨くこと!
傷があれば1000番程度の
サンドペーパーを棒に巻きつけ磨き傷の段差をなくします
気をつけることはただひとつ、
ピストンの進行方向に直角に磨きます、
ピストンの進行方向と同じ向きにサンドペーパーをかけると
いくら細かい1000番といっても目に見えないわずかな傷をつける事になり
オイル漏れの遠因になります、サンドペーパーがけのあと
研磨剤を棒に巻きつけた布で良く磨きつるつるに、均等に磨かないと
やはりオイル漏れの遠因になります、全神経を集中して・・・
そのあとは外したときと逆の手順で部品を元に戻します。
クラッチマスターのタンクにDOT3のブレーキオイル(クラッチも共通)を入れて
エア抜き(これが肝心!空気が入っていると空気は伸びたり縮んだりしやすいので力が吸収され
クラッチが正常に動作しません。
クラッチのエア抜きバルブを緩め、その状態でペダルを何度か踏み
オイルをクラッチマスターからクラッチ側に送ります、オイルがなくなる前にマスターの上のタンクに
補充しないと空気を吸い込んで一からやり直しになるので何度か踏んではオイルを補充する繰り返しです。
仕上げにクラッチのエア抜きバルブを閉め強く踏んで
またクラッチのエア抜きバルブを緩め微細な泡まですべて取り除きます、
ココを根気良く作業しないとクラッチが作動しなくなることもあり危険なので
妥協せずにがんばります!
ホースの受けに写真のような
ボトルを使いあらかじめ手でつぶして置くと元に戻ろうとどんどんオイルを吸ってくれて便利です。
まぁ小一時間の作業なのでぜひトライしてみてください、きっと愛車クンとなおいっそうココロが通じ合うことでしょう!
ヘッドカバーパッキン交換編にJUMP!