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テーブルマナー その1

まず初めにマナーとエチケットの違いは何でしょうか?

*  マナーは‘作法’つまりどのように振舞うか?です。
*  エチケットとは‘気配り’のこと、常識人として、一人前の人として周りに絶えず意識を向け、一緒にいる人すべてが快適に楽しく過ごせる様‘積極的に工夫する事‘です、これが無意識のうちに自然とできればすてきな人になれるはず。

心のないうわべだけのマナーは意味がありません!

さて、ここでお話しするマナーとはレストランでのマナーです、お金を払いその対価に見合う満足を得るホテルや街場のレストランのお話です。

 

大統領や天皇家、総理大臣などが主催するプロトコール〈最高儀礼〉はまた違う別の観点が必要なので、まずはホテルやレストランで楽しいひとときを過ごせるようなすてきな立ち居振舞いのこととさせていただきます。しかし一般にいわれているテーブルマナーは現実とはかなりかけ離れているものです、長い間に変わってしまったものや明治維新の頃から西洋の食文化の導入が始まりましたが、まずフランス語どころか英語もままならない状況の中たくさんの間違いや勘違いを正しい・絶対的なものとして広めてしまった背景を理解してください、しかもいまでもそれがまかり通っています、ホテルやレストランの都合を上手くマナーというオブラートに包んでお客様に押し付けたものも多々あります。

はっきり言ってマナーは生き物!時代を映す鏡であり日々変わってゆきます、たとえば、各国の大使館付きのシェフ同士は当然、首相や大統領、大臣などの食の好みや健康状態、アレルギーや習慣にいたるまで情報を交換します、時には会合なども行い、料理の提供の仕方、サービスの細かい部分の議論などをし最もよい姿を追求しています、ここで決まったこと・話し合われたことが最良のマナーとして影響していくのは当然でひとつの素晴らしいお手本です、しかし、各国首脳が集まるようなパーティーや皇族のかたのパーティーと街場のレストランやカフェでのマナーが同じはずがありません。

 

ときにはあなたの考えが一番よいマナーだったりします。

食事は時間・メンバー・場所で状況が変わりこれが絶対ということはないのですから!基本を身につけることは必要条件ですが臨機応変に気配りの心で柔軟に応用していくのが素敵なのです、あくまでもその場の雰囲気を守るのでは不十分でありすすんで盛り上げる義務があるのです、みんなで力を合わせ自分から積極的に楽しみ周りも楽しくさせてしまうそんな素敵な世の中にしてみませんか?

ここでもうひとつ、どうもみなさんは決まりや法律がきらいなようですがこれが間違いです。

決め事・ルールというのは皆さん自身のためにあるのです!実感できていますか?
“これとこれをやってはいけない”など決まりからはみ出さず、守ることが目的になっていませんか、違うんです!決まりというものはこれを守れば自由にしていいからあとは勝手にどんどん良くしてください、自分の住む世の中ですよね!というものですから、認めてもらった自由で何をするかそれが肝心です!
かっこよくいきましょう!自由はあなたの中にあります。

 

実践編につづく

 

 

 

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