みよし亭2005’春

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このお店は水戸からお越しの常連のお客様に教えていただきました。
予約をして一年待つお店が茨城県笠間にあると聞いて早速予約をしたのですが、
幸運にも?10ヵ月後に席が取れ、
和食を10年、フレンチを10年修行したオーナーシェフの料理は大満足で
緻密に積み上げられた技術と季節の素材使いが巧みで、目もおなかそして一番大切な心も満たされました。
 お店は住宅地の中にたつ一軒家に手を入れたレストランでマダムのこころ使いがゆきとどいた
暖かいアットホームなおもてなしに満ち溢れています、
この日は8度目の訪問でしたがやはり変わらず素晴らしいレストランでした。


クローバーの行事としてのみよし亭食事会はいつも5月なので今度は秋のご馳走を!
と9月に変更したのですが私的には待ちきれない!と通常通り5月にもKEEPしました。

プレゼンテーションのお盆がモデルチェンジしていてさらにステキに!!
福井の越前塗りのうるしのお盆、素朴さと漆の上品さがマッチしみよし亭の魅力がさらにUP〜



手前からホタルイカに蕗(ふき)の赤ワイン煮:蕗のほろにがさにワインの渋み、ホタルイカのはらわたの苦味が渾然一体、
上のラディッシュがさっぱりと・・・蕗の赤ワイン煮の香りと甘みが全体を引き締めています、
時計回りにサーモンのテリーヌ:シャケっぽい仕上がりが大海を泳ぐリアルなサーモンの姿を想像させます、
上にのせたお野菜も細かくシゴトがしてあり味わいスッキリでさっぱりとした和のイメージ、
トリガイ&スナックインゲンとウニのムース:トリガイの野性味にいやなクセなどまったくない
みずみずしい新鮮さがお見事、これは日本酒が欲しくなります。
完成された一皿、次のお皿が期待大です。

車えびとアスパラにもち米の焼きリゾット、一番下は新キャベツ、
焼きリゾットが絶品〜
この食感は初めて、イタリア人も驚くリゾットの新境地、もち米はリゾットのためにあるのか?
ちなみにリゾット用のイタリア米もジャポニカ種なんですね〜知ってました?

芝海老と真鯛のスフレ、
グリーンピースの歯ごたえ&ちいずに大葉の香りがステキ。

牛タンのシチュー、
もうほっぺが落ちそうなくらいの美味しさ、見事なやわらかさです。
添え物のオクラとうるい(ギボウシ)、とくにうるいが気に入りました、歯ざわり香りがGOOD!
いつもよりもマディラワイン?カナが効いていて濃厚なお味、でもサッパリ、良い腕ですね。

コンソメゼリーの入った、ソラマメの冷製スープ。

トウミョウとのれそれ(アナゴの稚魚)に
じゅんさいとホワイトアスパラガスのサラダ、トウミョウのスパイシーさにまったり&つるんとしたのれそれと
じゅんさいのプルプルのゼリー感がたまりません。
ちなみにこの器、銀を流したガラスの器が美しい、
海に潜り上を見上げると海水に光が透けて波紋や飛沫(シブキ)が舞い踊っている、まるでそれを眺めているかのよう、
モノトーンなのに青いそらや深い蒼を心にイメージさせるお皿。

手前のこしあぶら(白木の芽)が素晴らしい野生の風味をプレゼント、
そこにみょうが、エリンギのキンピラときて奥底にはアナゴのテリーヌが潜んでいます、
この蒸し加減がまた職人技、とろりとろけるようにふんわりと仕上がってます。

さわやかな苦味でメインの前に舌をリセットしてくれる
グレープフルーツのシャーベット、
グラニテと同じように凍らせた果汁をナイフで削りそれを冷凍庫で固めて
また削って、と何度も手間を惜しまずにシゴトをした証拠のなめらかさ、料理人の良心を感じます。

 メインはステーキ、
これがまた柔らかでウマいんです、味付けもくどくなく大人を感じます、
奥のお漬物がまた美味でご飯を引き立てます、
ご飯はご主人の生まれ故郷島根産、うまし!

 京都:一保堂の炒り番茶
これも昔ながらの技を伝える逸品、みよし亭にぴったり、共鳴しています。

 バナナのプリンにアップルマンゴーにメキシコ産ハネージュメロンのゼリー、
去年バージョンとは違いこんどは完熟のまったりババナ、こちらも美味しい。

これも江戸時代から創業300年!
の“さるや”のつまようじ、
一本いっぽんに職人魂こもってます。

今回も大満足!素晴らしいお店です。




  みよし亭
 PM12:00からPM3:00 昼のおきまり ¥4000
 PM6:00からPM10:00 夜のおきまり ¥5000 ¥7000 ¥10000
 〒309−1615  茨城県笠間市金井11−4 TEL0296−72−3177         
完全予約制